MacでTextSniper(OCRアプリ)やKeyboard Maestro(マクロアプリ)などを利用していて画面収録の機能を伴う動作の際、画面右上に必ずポップアップが出現するようになってしまいました。
こういったアプリの動作には、「画面収録とシステムオーディオ録音」でアクセスの許可をする必要があります。許可をしないとアプリ自体が動作しません。
そして、そもそもこのポップアップは「画面収録とシステムオーディオ録音」から発されているものではなく、「システムサービス」というシステム絡みの通知というところまでわかりました。
同じ症状で悩んでいるユーザーもいるようでした。
AquaAppearanceHelper is recording the screen? – Apple Community https://discussions.apple.com/thread/255827606?sortBy=rank&page=1
画面収録についてのポップアップはそもそも出るべきもののようで、問題はその頻度のようです。
https://tech-tools.reinforz.co.jp/3914
環境
- Apple MacBook Air
- M2、2022
- macOS 15.3.2(24D81)
通知の内容
「画面の内容が “TextSniper”によってアクセスされています。」というメッセージですが、””の中身は画面収録系(OCR、キャプチャなど)のアプリ名が入ったりします。
画面の内容が “TextSniper”によってアクセスされています
過去30日間で2回、”TextSniper”から画面とシステムオーディオにアクセスがありました。これは”設定”で管理できます。

画面の内容が “Keyboard MaestroEngine”によってアクセスされています
過去30日間で4回、“Keyboard MaestroEngine”から画面とシステムオーディオにアクセスがありました。これは”設定”で管理できます。

試したこと(解決せず、意味無し)
▼直前に試したこと(意味無し)
- OSの15.4アップデートを試したが、だめだった
- Safeブート
- OnyXでメンテナンス
- SIPの無効化・有効化など
解決策
以下のコミュニティで取り上げられていました。
https://www.reddit.com/r/MacOS/comments/1hckns4/how_can_i_get_rid_of_app_is_accessing_your_screen/
chatgpt helped me fix it surprisingly.
- Close the app
- Set your date manually to 2040.
- reopen the app and allow permission
4.set date back.
worked for me, not sure if its a temp fix
なんと、ChatGPTが解決策を提示したらしく、「macOSの日付を未来にして戻す」というものでした。
根本的解決かと言われるとちょっと違うのですが、実際に試してみると、見事に通知が現れなくなりました。

なんとなく、通知サイクルが狂っているっぽく…それを未来に置いてくる感じでしょうか。「日付と時刻を自動的に設定」をオフにして、日付を未来(例えば2070年とか)にして、すぐに戻せばOKです。
この際、アプリケーションはすべて終了しておきましょう。Googleなどログインの有効期限があるものは、総じてログアウトされてしまいます。
そのほかのソリューション
同ページの情報によると、制御するアプリもあるようです。
Amnesia

Amnesia を使用すると、アプリごとにスクリーン キャプチャ アクセスの月次リマインダーを無効にすることができます。
https://goodsnooze.gumroad.com/l/amnesia
アプリを初めて実行するときは、.plist が保存されているフォルダーへのアクセス権を付与する必要があります。アプリは、変更するアプリのタイムスタンプを読み取って調整します。
こちらもタイムスタンプを操作してどうにかする類のアプリのようです。
Amnesia https://goodsnooze.gumroad.com/l/amnesia
macOS 15 screencapture nag remover

macOS 15.1 では replayd に変更が加えられ、ScreenCapture 権限を要求するアプリが呼び出されるたびに、plist のタイムスタンプが現在の日付/時刻で上書きされるようになりました。実際の影響としては、アプリを一度使用してから 30 日以上使用しないと、以前に通知を無効にしていたとしても、再度通知されるようになります。
このスクリプトの v1.3.0 では、この問題の回避策として、24 時間ごとに実行され、タイムスタンプを最新の状態に保つ LaunchAgent をインストールするオプションが追加されました。これにより、アプリが使用されているときやシステム クロックが突然変更された場合でも、警告が非表示のままになります。
https://github.com/luckman212/screencapture-nag-remover?tab=readme-ov-file
GitHub – luckman212/screencapture-nag-remover: Small tool to disable macOS 15’s annoying new screencapture nag popups
https://github.com/luckman212/screencapture-nag-remover?tab=readme-ov-file
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